マジックの「起承転結」あるいは「序破急」を生み出す、方法のひとつです。
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⚫︎サッカートリック(どんでん返し)は、「転」を生みます。
⚫︎キッカーエンディング(意外な結末)は、「結」を生みます。
【例】
下実演のように「おとりフラグ(=紙袋が怪しい)」を立てると、「三文小説化(陳腐な物語)」を回避できます。
★用語を整理しましょう。
「フラグ」は、名探偵コナンの「死亡フラグ」のように、"わざと匂わせる"の意味です。
さらに「おとりフラグ」は「偽物のフラグ」のことで、「わざと匂わせておいて死なない」となります(裏をかく役目)。
次に、アート・エンタメと絡めて「三文小説(陳腐な物語)」も理解しましょう。
例えば...
「お姫様が魔王にさらわれた!→勇敢な王子が救出&結婚!」
これでは、話の出だしから、"誰もが展開予想できるストーリー(意外性ゼロ)"の範疇です。
「主人公は死なないし、絶対勝つ」なら、ドキドキハラハラしません。
いわゆる「予定調和(型にはまった展開)」を崩せる脚本にこそ、観客は夢中になるでしょう。
※ここでは割愛しますが、そのために「伏線」などが存在します。
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「紙袋入りのコーラ」を、カード5枚からフォースするだけの「無味感想
な予言」も同類(現象が弱い)です。
「どうせ当たる」のは、最初から観客も分かっています。
「三文小説」と同じで、創意工夫がないほど「検証実験化」します。
つまり「タネが分からない」のと、上質な「アート性・エンタメ性」は別です。
※ちなみに「現象を先に言わない」との教えは、これにも通じます(映画のネタバレ防止しかり)。もちろん「先回りで仕掛けを詮索されないため」でもありますが。
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もちろん「マジック特有の強み」として「不可能性(タネが分からない)」だけで勝負できますが、良くも悪くも「簡単にプロを名乗れて、仕事にできちゃう」という業界自虐も聞くでしょう苦笑
▼「大抵のマジックは、芸術と言うより、せいぜいポルノだ(下動画:ブラッド ヘンダーソン)」との主張にもドキッとします...
サイコロの目を言い当てるだけなら、Mental Dieを買った初日から誰でもできます。
原理や機能の「単純デモンストレーション」を超えなければ、二流です。
サッカートリック(転)やキッカーエンド(結)は、"ポルノ呼ばわり"を超えて、小説や映画と堂々、肩を並べる「脚本づくり」の着眼点です。
マコミカルデック(転)、カードパラソル(転)、ドライカップ(転)、オムニデック(結)、バニシングデック ケース(結)など、良作の条件でもあります。
「多段階構成」とも言えて、すなわち「オチ(=締まりが良く拍手しやすい)」です。
※サッカートリックばかり集めても、難解かつ嫌味になります。陳腐化を避ける手法の一つとして紹介しています。
他には、ユニーク性(そもそもが珍しい道具や演目)、単純性(シンプルすぎて仕掛けの余地無く見える)、複雑性(フルデックが整列する等)、連鎖性(前演目の出現物で、次演目を行う)、高難度化(コインのスライハンド後、手出しできない制約状況をギミックで実現)などの諸条件をコントロールします。
参考)キッカーエンディング(Kicker ending)とは?
「期待以上・予想以上のクライマックス」です。
主現象後に追い討ち、「不意に殴られたようなインパクト」で畳み掛けます。
※サッカートリック(sucker trick)との区別は「ひっかけ(おとりフラグ=転)」の有無です。
【例】
(カード5枚の配置がコイン裏に予言!...からの、残り全部ブランク!)


























































