「The Park Hotel(パーク ホテル)」 は,かつて,ネヴァダ州ラスベガスの「ノース メインストリート」に存在しました。
1987-1990年のわずか3年間,日本人オーナー「マナベ カツキ氏」が経営した幻のホテル&カジノです。
これは同店のカジノデックで,キャンセル処理をまぬがれた貴重品です。
※通常,カジノデックは不正防止のため,「コーナーカット」や「エッジ着色」のダメージが加えられます。
さらにUSPC社買収前の「旧 Hoyle Products 自社製」です(後述)。
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(歴史参考)
当時のホテル外観については,以下URLに掲載されています。⬇︎
http://over50vegas.com/300_N_Main_Park__.html
マナベ氏がどのような人物であったのかは情報が多くありません。
これは世界はもとより,特に日本人デックコレクターにとって,面白い歴史題材でしょう。
昭和62年から平成2年にかけての時代転換期でもあります。
(歴史参考)
1987年7月24日 ガゼット新聞 買収記事
https://news.google.com/newspapers?
id=3A8hAAAAIBAJ&sjid=inIFAAAAIBAJ&pg=798%2C5758891
<販売品 状態>
開封済みですが,中身(デック)は良状態で反りやヘタリはありません。
ほとんど触ることなく保管されていたと想像されます。
箱のフラップ側は,通常の開け閉めで生じる程度の経年感はあります。
バックは,カジノデックには珍しく「白無地にロゴを上下対称配置」しています。
USPC社とは違った顔つきの絵札が興味深いでしょう。
<品質>
製造:Hoyle Products(ホイール プロダクツ社 旧時代)
ブランド:PGC(Professional Gambling Cards)
Nevada Finish:(ネヴァダ フィニッシュ)
※両面とも高品質の仕上げ(エンボス加工・コーティング)が施されており,感心します。
<Hoyle Products社とは?>
カードゲームの専門家であった「Edmond Hoyle氏(英国 1672-1769)」にちなんで,Brown & Bigelow社が1927年に製造開始したトランプです。
USPC社の競合として争った高品質デックで,1975年には「Hoyle Products」に社名変更しました。
その後,2001年にUSPC社が買収しましたが,ホイールブランドは存続させました。
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販売物は「Park Hotelのカジノデック(1990閉店)」であるため,買収前の自社製造品の証拠となります。
(歴史参考)
http://www.hoylegaming.com/c-9-history-of-hoyle.aspx
<注意>
購入後の返品はいかなる理由でもお受けしません。
ヴィンテージ品につき,実物状態に神経質な方は購入をご遠慮ください。