「繰り返しは油断させる」と「同じ手には引っかからない」の両義性

 

「繰り返しは油断させる」と「同じ手には引っかからない」の両義性

 

 

「繰り返しは油断させる」とは、下動画の「1枚目の貫通」です。

 

「同じ手には引っかからない」とは、下動画の「2枚目の貫通」です。

 

 

 

動画冒頭、「10円玉をコップ底に打ち付ける、あらため」をしています。

 

そのおかげで、本番で「10円玉をつまみ上げるフリ」が「繰り返し」に見えて、「観客の検閲(警戒チェック)」をすり抜けます。

 

▶︎「繰り返しは油断させる」とは、この理屈です。

 

 

 

続けて「100円玉も貫通」させますが、もう同じ手口は使えません。

 

むしろ「観客の検閲(警戒チェック)」が一番厳しい部分になったからです。

 

▶︎「同じ手には引っかからない」とは、この理屈です。

 

※俗に言う「サーストンの3原則(同じマジックは、観客が気構えるのでバレる)」と同じ理屈です。

 

 

1回目と2回目に共通するのは「前例が繰り返されるはず」という経験学習です。

 

つまり、一見、別の話のようで「メカニズム」が似ています(=両義性)

 

 

⚫︎「最初に、十円玉を打ち付けるのを見た」ので、同じようにつまみ上げたと思い込む。

 

⚫︎「また貫通するはずなので、しっかり直前を確認しよう」との警戒が強まる。

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変化し続ける「客の思考回路」を想定しながら、弄(もてあそ)ぶように、立ち回るのがマジシャンの心理作戦です。

 

 

とりわけ「繰り返しは油断する」は応用の効く原理(古典的な手法)です。

 

他の演目例が思い出せるなら、合格でしょう。

 

※「抽象化して、別のマジックに当てはめられる」のが大切です(=具体例から切り離せないと、創作に転用できない)。

 

 

日常生活になぞらえるなら、「自宅トイレに行った記憶はいちいち覚えていない」ようなもんでしょう。

 

記憶容量を節約する脳機能?

 

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