コイン類の購入時に「大切な事項」です。
やや長文ですが,よくある失敗・後悔ですので,ぜひ通読してください。
<コンビネーション利用について>
1mm未満の製品差や個体差がありえるため,商品ページをまたぐコンビネーションは要注意です。
例えば「商品Aのレプリカコイン」と「商品Bのエキスパンデッドシェル」を組み合わせようとすると,製品差分で機能しないケースがありえます。
はまらない or ゆるすぎる等,原則として期待すべきでありません。
例えば一口に「モルガンダラーレプリカ」と言っても,模造自体に「製造者ごとの微差」があるのは当然です。
同製造ラインのレプリカとシェル(セット商品)であるべきです。
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また「真正貨幣(流通硬貨)」とその「切削加工品」であっても,商品ページをまたぐ組み合わせは機能しないケースがあります。
例えば「ホッピングハーフ付属のノンエキスパンデッドシェル」に「レギュラーコイン用のエキスパンデッドシェル」がはまらない等です。
これらの相性問題は複雑で,製造時期や個体差もあり得るため,セット販売品を購入すべきです。
弊社に「独自の組み合わせ」を検証依頼するのは応じかねます。
検証時にキツくはまってしまう事故が発生するためです。
<レプリカ類について>
スライハンド(テクニック)がメインの方は,真正硬貨(本物の古銭)をおすすめします。
デリケートな練習を積み重ねるほど,そのコインに特化したコツを体得することになります。
レプリカ類は真正貨幣と同材質ではありません(金属の比重が異なる)。
重量をそろえるために少し厚みがあったり,あるいは寸法優先で少し軽いかもしれません。
深く慣れてしまったら,他コインでは技術精度が落ちる原因になります。
真正硬貨以外は,1年後も同じ製品が手に入るとは限りません(廃品や改版の可能性)。
あるいはデザインのチープなレプリカで慣れてしまっては,後悔するでしょう。
=古銭でなく「怪しいメダル」に見えては,人前に出しても仕掛けを疑われます。
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もちろんコイン変更にともなう矯正練習はいつでもできます。しかし,人生は有限です。「芸術は長く,人生は短し」でしょう。